神岡町について

自然と歴史と近代産業が育んだ、不思議でなつかしい町

 飛騨市神岡町は、飛騨市の北部で富山県境に位置し、周囲を山に囲まれた坂の多い街です。また、養老年間(奈良時代)に茂住銀山が開発されてから、鉛や亜鉛を生産する鉱山街として栄えてきました。
 近年、鉱山の町は「地底から宇宙の神秘を探る」宇宙科学最先端の町として世界の注目を集めています。東京大学宇宙線研究所(スーパーカミオカンデ)などの研究成果により、小柴昌俊名誉教授がノーベル物理学賞を受賞。飛騨と富山とを結ぶかつてのぶり街道は「ぶり・ノーベル出世街道」と呼ばれています。
 さらに、現在神岡町内に「ハイパーカミオカンデ」が建設中です。
 この自然環境と鉱山の繁栄により、飛騨市神岡町は独特の文化と景観を持つことになりました。一見どこにでもある町のようですが、歩いてみると「不思議ななつかしさのある町」でもあります。

(有)大坪酒造店周辺地域の名物・見所

ガッタンゴー(レールマウンテンバイク)

レールマウンテンバイク「ガッタンゴー!!」は、岐阜県飛騨市で誕生した、マウンテンバイクと廃線後の鉄路を組み合わせた、新感覚の乗り物です。地元神岡町で制作されたオリジナルのガイドローラー付きメタルフレームに、2台のマウンテンバイクをがっちり固定。マウンテンバイクの後輪タイヤが直接レールの上に接地しており、マウンテンバイクをこぐことで前進、安全かつスムーズにレール上を走行します。

奥飛騨温泉郷

奥飛騨温泉郷は点在する5つの温泉地の総称です。 北アルプスの直下、大自然に包まれている「新穂高温泉」。 温泉郷の基点、家族的な雰囲気の「栃尾温泉」。 奥飛騨の中心に位置する「新平湯温泉」。 懐かしい雰囲気を醸し出している「福地温泉」。古くから栄え、風格ある趣の「平湯温泉」。 澄んだ空気を肌で感じながら、数々の露天風呂を満喫できます。

道の駅 宙(スカイ)ドーム・神岡

北陸と信州を結ぶ国道471号沿いの道の駅です。ノーベル物理学賞受賞の小柴教授がニュートリノ天文学を研究された東京大学宇宙線研究所「スーパーカミオカンデ」の観測装置模型が展示されており、日本唯一のスーパーカミオカンデの無料体験ができます。特産館、レストラン、軽食コーナーも充実。6〜11月には、新鮮朝取れ野菜を農産物販売所で販売します。

神岡とんちゃん

飛騨市神岡町のとんちゃんは牛のホルモンです。元々、とんちゃんとは内蔵という意味であったらしく、各店秘伝のにんにく・唐辛子などが入ったみそダレで味付けされています。鉄板やホットプレートなどで野菜と一緒に焼きます。旨味の残ったタレにうどん、ご飯を入れて食べるのも定番です。テイクアウト専門店もあり、各家庭で神岡の味を楽しむことができます。

共同水屋(岐阜県名水50選に選定)

飛騨市神岡町は水の豊かな町です。大洞山、二十五山を始め、水を供給する豊かな山のおかげです。共同水屋は、組合員が共同で利用するために設けられたものです。今でも野菜を洗ったり冷やしたりと利用されています。

藤波八丁遊歩道

清流 高原川に架かる藤波橋から神岡大橋の左岸側に遊歩道が整備されています。約500mに渡る険しく切り立った渓谷美を堪能できます。初夏の藤、ツツジ、そして紅葉の美しさも格別です。

洞雲寺・立達磨

全国各地の達磨約3500個が展示される洞雲寺。その奥の院は、高さ16.5mという日本一の立達磨です。

山之村

山之村は、雄大な北アルプス飛騨側山麓、標高約1000mの高原に点在する7つの集落(森茂・伊西・下之本・瀬戸・打保・和佐府・岩井谷)の総称。700年の歴史を持つこの地域には、茅葺きの家や板倉、地蔵堂や道祖神など、昔ながらののどかな山村風景が広がり、四季折々に彩りを変える大自然の中、ゆっくりと時間が流れています。

天蓋山(てんがいさん)

天蓋山(1,527m)では、春は遅くまで残雪が残り、6月頃から新緑が始まりヤグルマソウの群落が見られます。カエデの種類が多く、紅葉の季節は最高です。落葉後の北アルプスの冠雪も見物です。山頂からは北アルプスや白山などの大パノラマが楽しめます。